NBAのスーパースター、ジェームズがトランプ大統領を徹底的に批判

[ 2017年9月26日 13:29 ]

トランプ大統領を批判したキャバリアーズのジェームズ(AP)
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 NBAキャバリアーズの選手は25日に記者会見と写真撮影を行う「メディアデー」に臨んだが、リーグの看板スターでもあるレブロン・ジェームズ(32歳)がトランプ大統領について言及。すでにツイッターでは「BUM(愚か者、役立たたず)」と、一国のリーダーを最低の言葉でののしっていたがそれを撤回する意思は見せず、この日も「あいつ(That guy)」と呼んで指導者としての資質を完全に否定した。

 同大統領は22日、アラバマ州ハンツビルでの演説の際、国歌吹奏の際に膝をついて抗議するNFLの選手を「Son of a Bitch(クソったれ)はクビにしろ」と大人げない言葉で批判。これに対し24日に各地で行われたNFLの試合では、多くのチームが抗議行動を起こしていた。

 ジェームズは「彼に票を入れた人は間違っていた。この国は人々のものであって個人のもの、おっと彼(トランプ大統領)のものじゃない」とコメント。「彼は美しい国の指導者にもたらされる権力を理解していない。肌の色に関係なく、その手腕、勇気づけてくれる言葉、その指導力ゆえに尊敬する子どもたちがどれほどたくさんいるのかも理解していない」と時折、怒りに満ちた表情で第45代大統領をバッサリ切り捨てた。

 NBAはキャンプとプレシーズンゲームを経て10月17日に開幕。ジェームズは「変化がなければ、何があっても驚かない」と語っており、NFL同様の抗議行動がNBAでも起こる可能性を示唆していた。

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