史上初めて10勝で優勝する可能性も 藤島審判長「新入幕優勝は大変なことになっちゃう」

[ 2017年9月22日 18:48 ]

大相撲秋場所13日目 ( 2017年9月22日    両国国技館 )

貴景勝に敗れた豪栄道
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 3横綱不在の中、史上初めて優勝ラインが10勝まで落ちる可能性が出てきた。この日トップの豪栄道が敗れて3敗に後退し、1差で日馬富士と朝乃山が追いかける展開になった。14日目に豪栄道が勝って4敗勢が負ければ豪栄道の優勝が決まるが、豪栄道が貴ノ岩に敗れることがあれば、秋場所は史上最大級の混戦となる。

 あす豪栄道が敗れて4敗になり、仮に日馬富士が5敗に後退しても、千秋楽は横綱、大関の直接対決になるため、朝乃山の結果次第だが、日馬富士が勝てば5敗勢にチャンスが生まれる。13日目を終えて5敗までの力士は、3敗の豪栄道、4敗の日馬富士、朝乃山、5敗の嘉風、琴奨菊、阿武咲、千代大龍、貴景勝、宝富士、貴ノ岩、荒鷲、大栄翔、千代丸、大翔丸、魁聖、遠藤の13人だ。

 藤島審判長(元大関・武双山)は新入幕優勝の可能性を残している朝乃山について、「たいしたものですよ。分からないですよ、分からない。あした(阿武咲戦)、あさっては厳しい対決になると思うけど。新入幕の優勝になったら大変なこになっちゃう。ない訳じゃないから」と話し、日馬富士については「大逆転優勝の芽が出てきたよね。豪栄道との直接対決もあるし」と続けた。

 過去に11勝で優勝が決まったケースは2度あるが、10勝での優勝はない。

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2017年9月22日のニュース