奥原、凱旋飾る 世界女王「きっかけ」の大会で再び頂点へ!

[ 2017年9月20日 05:30 ]

バドミントン ダイハツ・ヨネックス・ジャパン・オープン第1日 ( 2017年9月19日    東京体育館 )

健闘を誓い合う(左から)キャロリーナ・マリン、奥原希望、シンドゥ・プサルラ
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 世界選手権で男女を通じて日本シングルス史上初の金メダルを獲得した女子シングルスの奥原希望(22=日本ユニシス)が、凱旋優勝を誓った。今大会には世界選手権決勝で1時間50分の死闘を演じたシンドゥ・プサルラ(22=インド)も出場しており、対戦が注目される。なお、大会は19日に開幕。混合ダブルス1回戦では、リオデジャネイロ五輪女子ダブルスで優勝した松友美佐紀(25=日本ユニシス)が小林優吾(22=トナミ運輸)とペアを組み、初戦を突破した。

 世界女王の奥原がライバルとの対戦に胸を躍らせた。記者会見ではプサルラを前に「まずは1回戦を勝ち上がることに集中したい。もし2回戦で(プサルラと)対戦できるなら、わくわくする」と意気込みを語った。優勝するためにはプサルラとの対戦に加え、リオ五輪金メダルのカロリナ・マリン(24=スペイン)らを打ち破る必要があるが「私らしく全力でプレーしたい」と頂点しか見ていない。

 世界選手権の決勝で激闘を演じたプサルラとは、前週の韓国オープン決勝でも対戦。このときはプサルラに軍配が上がったが、奥原は「切磋琢磨(せっさたくま)して、レベルの高い試合をファンの皆さんの前でしたい」と日本での対戦を前に闘志満々。一方のプサルラは「今回は日本のホーム。1回戦から丁寧に戦っていきたい。スーパーシリーズ(SS)で勝ち上がるのは簡単ではない」と警戒感を口にした。

 奥原にとってジャパン・オープンは思い出の詰まった大会だ。2年前の大会でSSを初制覇。「優勝したときは、その後に五輪でメダル獲ったり世界選手権で金メダルというのは想像できなかった。今ここにいる自分のきっかけとなったのは、この大会だと思っている」。前回大会は準々決勝で敗れているだけに、3年後のためにも優勝して再び弾みをつけるつもりだ。

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