豪栄道　カド番脱出＆単独首位、自伝も出る「成績残さないと」

大相撲秋場所９日目   ○豪栄道―碧山● （ 2017年9月18日    両国国技館 ）

碧山（下）を突き落としで破る豪栄道
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　豪栄道が碧山を突き落として１敗を守り、単独トップに躍り出た。６度目のカド番も脱出。８連勝で２度目の優勝へギアが上がってきた。立ち合いは「思い切ったことを仕掛けてくるかもしれない」と警戒。踏み込みが浅くなり押されたが、慌てず左に動いて冷静に料理した。

　１３日目の２２日には初の自伝「すもう道まっしぐら！」（集英社みらい文庫）が発売される。少年時代から現在まで、相撲に向き合う姿勢を子供向けに記した。「どうせ出版するなら、いい成績を残さないと格好悪い」と発奮材料にもなっている。勝ち越したことで上位陣が多数休場している現実を「チャンスはチャンス」と見渡す余裕も出てきた。昨年秋場所以来となる史上初のカド番Ｖ２へ、このまま突っ走る。