中垣内ジャパン、全敗で最下位も…大型化への強い信念見せた

[ 2017年9月18日 05:30 ]

バレーボール ワールドグランドチャンピオンズカップ男子大会最終日   日本0―3ブラジル ( 2017年9月17日    大阪市中央体育館 )

ブラジルにストレートで敗れ、5戦全敗の最下位に終わった
Photo By 共同

 日本はリオデジャネイロ五輪金メダルで世界ランキング1位のブラジルに0―3で敗れ、前回13年大会と同じ5戦全敗の最下位で終えた。ブラジルは4連覇で5度目の大会制覇。大敗の中、中垣内祐一監督(49)は2メートル1の小野寺太志(21=東海大)を積極起用。大型化への強い信念を見せた。

 中垣内監督は2メートル1の21歳・小野寺を先発で起用。2セット目の途中まで試合を任せた。ミドルブロッカーからウイングスパイカーに8月に転向したばかり。「小野寺に代表される高さのあるアウトサイド(アタッカー)を育てられるか。それにかかっている」と、指揮官は東京五輪までの方策に強い信念をにじませた。

 高さが売りのセンタープレーヤーのコンバートは、泣きどころの高さを補うための肝いり策。この日は2メートルの出来田も積極的に使った。小野寺は慣れないサーブレシーブでミスを連発したが「新戦力の活躍は評価したい」。世界との差を埋めるために、高さからそろえていく。

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2017年9月18日のニュース