【玉ノ井親方の視点】日馬3連勝も“危ない”投げ 相撲内容は良くない

[ 2017年9月18日 09:02 ]

大相撲秋場所8日目   ○日馬富士―碧山● ( 2017年9月17日    両国国技館 )

<秋場所8日目>碧山を上手出し投げで破る日馬富士(上)
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 日馬富士が3連勝と盛り返してきた。ただ、相撲内容は良くなかった。碧山戦は左上手を取って前に出て行ったが、相手を呼び込むような上手投げで危なかった。もう少し右から中に入られていたら、そのまま付いて来られて、押し出されていたかもしれない。

 時々ああいう強引な投げを見るが、それで墓穴を掘った相撲も少なくない。この日の一番もそういう感じだった。いつもなら突き放していくところだろうけど今場所は肘が伸びない。古傷の痛みが出ているのかもしれない。横綱は体が大きくないから大型の力士と取ると、どうしても古傷に負担がかかってしまう。その影響で前に出る足も付いてこない印象を受ける。ただ、力士にとっては白星が何よりの良薬。勝ち続けていけば、相撲内容も良くなっていくのではないか。(元大関・栃東)

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