勇太 PO制す「ホスト役果たせた」最年少生涯賞金10億円突破

[ 2017年9月18日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ANAオープン最終日 ( 2017年9月17日    北海道北広島市 札幌ゴルフ倶楽部輪厚コース=7063ヤード、パー72 )

ANAオープン最終日 プレーオフを制しガッツポーズする池田
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 大会の冠スポンサーのANAと契約を結ぶ池田勇太(31=フリー)が逆転優勝し、生涯獲得賞金10億円を突破した。池田は71で回り通算13アンダーの首位でフィニッシュ。時松隆光(24=筑紫ケ丘GC)、今平周吾(24=レオパレスリゾートグアム)とのプレーオフを2ホール目に制した。スポニチ本紙ゴルフ天国の“先生”手嶋多一(48=ミズノ)は通算10アンダーの5位だった。

 1メートルのウイニングパットを決めた池田はガッツポーズを繰り返した。「このコースが好きだしホストとしての大役も果たせた。10年に勝った時も泣いたけど、そういう気分になりそうです」

 死闘を自ら招く形になっていた。正規の18番で第2打をグリーン奥にミスしてボギーを叩き、今平、時松との3人でのプレーオフへと突入。相手はともに24歳の若手。「それまでは緊張感があったけど、やるしかないとなった」。1ホール目には第2打を70センチにつけてバーディー。2ホール目は先にグリーンを外した時松を横目に第2打を約1メートルにつけて連続バーディー。勝負強さを見せつけた。

 日頃のトレーニングの成果で体重は8キロ増え、飛距離も平均15〜20ヤードアップ。「今年は飛ばすために上半身を多めにやっている」という。これで08年のデビューから積み重ねた生涯獲得賞金は、10億544万8369円となった。31歳8カ月26日での大台突破は片山晋呉の33歳3カ月を抜いての史上最年少記録だ。

 「(残り)11試合(全部)勝つとは言いませんが、勝つつもりでやります」。賞金ランクは6位に浮上し、首位のC・キムとの差も約2100万円に縮まった。逆転賞金王へここから一気にアクセルを踏み込む。

 【勝者のクラブ】▼1W=テーラーメイド・M1(ロフト角9・5度、シャフトの長さ45・5インチ、硬さトリプルX)▼3W=同M2▼5W=同M2▼UT=同キャロウェイ・GBBエピック▼4〜9I=ヨネックス・N1―CB▼ウエッジ=同PW(46度)、同AW(52度)、タイトリスト・BV―SM5(59度)▼パター=オデッセイ・Oワークス3Tブラック▼ボール=ブリヂストン・ツアーB330X

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