照ノ富士休場で99年ぶり3横綱2大関休場…理事長苦言「稽古が足りない」

[ 2017年9月15日 19:32 ]

 大相撲の東大関照ノ富士関(25)=本名ガントルガ・ガンエルデネ、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が秋場所6日目の15日、左膝の負傷により休場した。白鵬関、稀勢の里関、鶴竜関の3横綱と大関高安関に続く休場で、3横綱2大関が休むのは1918(大正7)年夏場所以来99年ぶりの異常事態に陥った。

 日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は看板力士の相次ぐ休場に「出ても力が入らない相撲を取ったら失礼。けがをするのは稽古が足りないということだ」と苦言を呈した。

 今場所が5度目のかど番だった照ノ富士関は5日目まで1勝4敗。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)によると再出場はしない方向で、2015年名古屋場所から14場所在位した大関からの転落が決定的となった。

 先場所も左膝痛で休場した照ノ富士関は5日目に松鳳山関に敗れた一番で悪化させ、「左膝半月板損傷で約2週間の加療を要する見込み」との診断書を日本相撲協会に提出した。休場は2場所連続3度目。

 幕内合計8人の休場(6日目から出場した佐田の海関を含む)は、野球賭博問題で6人が謹慎した10年名古屋場所を除けば、05年名古屋場所以来の多さとなった。

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2017年9月15日のニュース