デ杯 錦織不在の日本にNZ出身の新戦力 マクラクラン勉が加入

[ 2017年9月13日 15:07 ]

 男子テニス国別対抗戦デビス杯のワールドグループ入れ替え戦(15〜17日)でブラジルと対戦する日本代表が13日、大阪・靱テニスセンターでプレドロー会見を行った。

 エースの錦織圭(27=日清食品)をケガで欠く日本だが、ニュージーランド出身で世界ダブルスランキング138位のマクラクラン勉(べん、25=フリー)がダブルス要員として新加入。「デビス杯は初めてなので凄く楽しみ。おばあちゃんは大阪に住んでいるので、小さい頃から何度も大阪に来ている。試合を楽しみにしている」と抱負を述べた。

 母親が日本人で、祖母も大阪府柏原市に住んでおり、小学校の時には4カ月ほど柏原小学校に通っていたという。米国のカリフォルニア大学バークレー校の出身、また同校で練習していた縁からナショナルチームのトーマス嶋田コーチに4月頃に声をかけられた。過去に他国での代表歴もないことから6月に国際テニス連盟に日本代表として受理され、今回のデビューに至った。

 「大学卒業から2年はシングルスで頑張ったけどダブルスの方が好きだった。チームプレーが好きだし、練習もダブルスの方が好き。僕のスタイルにはダブルスが合う」と日本では珍しいダブルス専門選手だ。ペアを組む予定の内山靖崇(25=北日本物産)は「同い年で13歳からよく知っている。サーブが良いのとネットプレーが上手。ダブルス専門の選手が1人いるのはありがたい」と歓迎。初陣となる岩渕聡監督も「実際にプレーを見て、話をして人間性も分かった上でチームに加われば厚みが増すと思った」と日本の弱点であるダブルスを補う存在として期待した。

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2017年9月13日のニュース