NFLで選手による抗議行動続く シーホークスのベネットら国歌斉唱時に整列せず

[ 2017年9月11日 15:05 ]

国歌斉唱時にベンチに座ったシーホークスのベネット (AP)
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 昨季からNFLで続いている国歌斉唱時の選手による抗議行動が開幕週でも各地で見られた。

 警察当局の黒人への差別的行為が発端で、ウィスコンシン州グリーンベイではシーホークスのDEマイケル・ベネット(31)がプレシーズン・ゲーム同様に椅子に腰掛けて整列しなかった。チームメートでセンターのジャスティン・ブリット(26)も同調。座ることはしなかったがベネットの肩に手をかけて支援する姿勢を示した。

 カリフォルニア州サンフランシスコでは49ersのセーフティー、エリック・リード(25)がひざまづいて抗議。リードは昨季まで49ersに在籍し、一連の抗議行動で“渦中の人”となっていたQBコリン・キャパニック(29)を支持しており、同選手がFAで退団した今季は自らがその役割を担う姿勢を示した。

 スーパーボウル出場経験を持つキャパニックはFAとなったあと、依然としてどのチームとも未契約。“懲罰的”とも言われ、ニューヨークではその待遇を批判するデモが繰り広げられた。この日はライオンズ対カージナルス戦が行われたミシガン州デトロイトのフォード・フィールドの周囲に、同選手を支援する50人ほどが集結して抗議の声を上げた。

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