片山「外せば敗退」から王手!思わずガッツポーズ「感情が爆発」

[ 2017年9月10日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ISPSハンダ・マッチプレー選手権第6日 ( 2017年9月9日    千葉県市原市 浜野ゴルフクラブ=7217ヤード、パー72 )

21ホール目となるエキストラ3ホール目、趙炳旻を破りガッツポーズする片山晋呉
Photo By スポニチ

 準決勝2試合が行われ、片山晋呉(44=イーグルポイントGC)は18番で追いつくと21ホール目で趙炳旻(28=韓国)を下し決勝に進出。H・W・リュー(36=韓国)は20ホール目で高山忠洋(39=スターツ)を退けた。5、7位決定戦では今平周吾(24=レオパレスリゾートグアム)が、マイケル・ヘンドリー(37=ニュージーランド)に4アンド3、塚田陽亮(32=ホクト)は池田勇太(31=フリー)に2アンド1で勝った。

 18番で「外せば敗退」というカラーからの5メートルを沈めて息を吹き返した片山が、エキストラ3ホール目となる同じ18番で、今度は雄叫びを上げた。「毎試合決勝と思っているので感情が爆発した」と両手でのガッツポーズを何度も繰り返した。

 ベスト16に進出した選手の中では最年長の44歳。水曜日の3回戦から準決勝まで4試合で78ホールを戦い、1、2回戦も含めると113ホールに達した。「一番年なのに、3試合優勝争いをしたみたい」と苦笑いだが、ホールアウト後、すぐに左で素振りを行い体のバランスを整えるなど、ケアは忘れない。

 今季は5月の日本プロ選手権日清カップでの13位が最高位。約1カ月前には日大の先輩で、同じ長尺パターを使いシニアツアーで活躍する米山剛に打ち方のこつを伝授され「劇的に改善した」という。

 13年から4年連続優勝を記録しているが4勝すべてが10月以降という「秋男」。今季初優勝を前に「1勝と言わず何勝でも」と言葉も弾んだ。

続きを表示

2017年9月10日のニュース