米ツアーのお騒がせ男デイリーにアクシデント 接着剤で応急処置

[ 2017年9月8日 19:35 ]

 日本初開催の米シニアゴルフ、PGAツアーチャンピオンズ・JAL選手権初日が8日、千葉県成田氏市の成田ゴルフ倶楽部で開催された。

 日本ツアーから7人が主催者推薦で出場し、倉本昌弘(61)が5アンダーの67で回り首位に2打差の4位と好スタートを切った。ケビン・サザーランド(53=米国)とグレン・デー(51=米国)が7アンダー、65で首位に並んでいる。米ツアーのお騒がせ男ジョン・デイリー(51=米国)が3アンダー、69で14位につけている。

 デイリーは米大リーグ、セントルイス・カージナルスとライセンス契約を結んだ赤のど派手なズボンを履いて登場。1番でティーショットを左林に曲げボギーを叩くと、続く2番でアクシデントに襲われた。

 パットを打とうした際にヘッドがポロリ。何とか戻して打ったが、故意に壊したわけではないとの競技委員の裁定でプレーの続行を許された。その後、3番でティーショットを打った後に接着剤を関係者が届け、競技委員が応急処置を行った。

 成田ゴルフ倶楽部の設計を務め、海外メジャーで競技委員の経験もある川田太三氏は「故意に壊したら駄目。でも今回はそうじゃない。取れそうだったから接着剤でくっつけさせた。どういう理由でそういう状態になったのか分からないけどね」と話した。当のデイリーは直後の3番でバーディーを決めると後半は4バーディーを奪った。想定外の事態にも「パットが大事だね。今週は平均パット数の上位の人が優勝するだろうね」と平然。

 パットを終えるとすぐにタバコを取り出しプカプカ。毎ホールのように、煙をくゆらせた。同じような態度を日本選手が取ったらマナーが悪いと言われそうだが、関係者によればシニアツアーでは「デイリーなら…」と逆にそのヒールぶりが人気とのこと。“悪童”はシニアでも健在のようだ。

続きを表示

2017年9月8日のニュース