ウルフ 男子100キロ級初優勝、女子78キロ超級朝比奈は銀

[ 2017年9月3日 00:27 ]

世界柔道男子100キロ級決勝 ジョージア選手(左)に勝利し、優勝を決めたウルフ・アロン
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 柔道の世界選手権第6日は2日、ブダペストで男女3階級が行われ、男子100キロ級で初出場のウルフ・アロン(東海大)が決勝でバルラム・リパルテリアニ(ジョージア)に延長の末に優勢勝ちし、今大会日本勢7個目の金メダルを獲得した。

 21歳のウルフは準々決勝でリオデジャネイロ五輪銀メダルのエルマル・ガシモフ(アゼルバイジャン)、準決勝はミカエル・コレル(オランダ)を破った。同五輪3位の羽賀龍之介(旭化成)は2回戦でカズベク・ザンキシエフ(ロシア)に一本負けし敗退した。

 女子78キロ超級で初出場の朝比奈沙羅(東海大)は決勝で前回覇者の于頌(中国)に延長の末、優勢負けし2位だった。

 男子100キロ超級ではリオ五輪銀メダルの原沢久喜(日本中央競馬会)が初戦の2回戦でステファン・ヘギ(オーストリア)に延長で敗れた。王子谷剛志(旭化成)も3回戦で敗退。

 大会は個人の男女計14階級が終了し、日本は半分で優勝しメダル12個を獲得。男女同時開催となった1987年大会以降で無差別級を除く7階級制覇は、2010年東京大会の金8個に次ぐ2位タイの多さだった。

 ▼ウルフ・アロンの話 自分の持ち味は根性とスタミナ。全て出し切った感じがする。今年目標としていた大会でこういう結果になって最高。これからが大事。このまま突っ走って2020年東京五輪も必ず優勝する。(共同)

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