田中史朗&畠山健介、ラグビー仏TOP14の魅力語る「個人能力が非常に高い」

[ 2017年8月27日 18:16 ]

ラグビーフランスリーグ「TOP14」の見どころについて語る田中史朗(左)と畠山健介
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 ラグビーの世界最高峰リーグの一つ、フランス1部リーグ「TOP14」が26日、27日に開幕する。毎節2試合放送予定のWOWOW東京・辰巳放送センターで行われた番組収録で、15年W杯日本代表のSH田中史朗(32=パナソニック)、プロップ畠山健介(32=サントリー)にインタビューを行い、「TOP14」の見どころを聞いた。

 畠山は「TOP14には世界中の有名選手や一流選手が集まってくる。個人の能力が非常に高いので、個人で状況を打破していく展開が多いように感じる」とコメント。田中も「各チームが豊富な資金を使ってトッププレーヤーを集めたリーグなので、選手も“期待に応えなくてはいけない”という思いが強い。個人の能力をアピールする場面が多いかもしれない」と賛同した。

 一流選手がひしめくリーグの中で、田中が注目するのが「スーパーラグビーのハイランダーズでプレーした(元ニュージーランド代表)RCトゥーロンのCTBマア・ノヌー」だという。トゥーロンは、12―13シーズンから3季連続で欧州王者になったラグビー界のレアル・マドリードといわれるスター集団。昨季のTOP14ではプレーオフを勝ち上がり決勝進出。惜しくもクレルモン・オーヴェルニュに敗れ準優勝に終わったが、今季も優勝候補の一角だ。

 畠山は今年3月、トゥーロンの試合を見学して衝撃を受けたという。「自分よりも大きい(1メートル85、120キロの)マチュー・バスタローが、センターでプレーしていることに驚いた。あれだけ大きいのに足も速いし、ぶち当たって突破する能力は凄い!世界は凄いなぁと、あらためて思うきっかけになった選手です」。

 世界屈指のプレーヤーが集結するリーグだけに、お気に入りの選手に注目してリーグ観戦するのも楽しみの一つだ。そして、19年にはラグビーワールドカップが行われ、「TOP14」からも多くの選手たちが日本にやってくるだろう。そういった視点からも注目してみたい。

 「TOP14」と同じく今月、日本のトップリーグも開幕する。2人が所属するパナソニックとサントリーは昨季優勝争いを繰り広げた。「いい若手が出てきているので、個人としてはレギュラーで全試合に出場するのが目標。チームとしては去年サントリーに負けて悔しい思いをしているので、優勝を目指して頑張っていきたい」と昨年の雪辱を晴らすべく、気合の入る田中。

 一方の畠山も「昨年サントリーは優勝し、今年は他のチームから追われる立場。チームスローガンの『ステイハングリー』と『インターナショナルスタンダード』を達成するのは優勝しかない。今季も1試合1試合、勝利に対してハングリーに戦っていきたい」と田中に負けじと気合十分。両選手のトップリーグでの活躍に期待したい。

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2017年8月27日のニュース