文田 グレコ59キロ級銀以上確定 レスリング世界選手権

[ 2017年8月23日 05:30 ]

レスリング世界選手権第2日 ( 2017年8月22日    フランス・パリ )

男子グレコローマン59キロ級準決勝で勝利し、雄たけびを上げる文田健一郎
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 男子グレコローマンスタイルの4階級が行われ、59キロ級でアジア選手権王者の文田健一郎(日体大)は4試合を勝って決勝進出を果たし銀メダル以上が確定した。日本勢のメダル第1号で、グレコローマンで10年大会60キロ級銀メダルの松本隆太郎以来の表彰台となった。66キロ級の高橋昭五(警視庁)は3回戦でウクライナ選手に敗れた。80キロ級の前田祐也(鳥取中央育英高職)と130キロ級の園田新(ALSOK)は1回戦で敗れた。高橋昭、前田、園田は敗者復活戦に回れなかった。

 21歳のホープ、文田が金メダルへあと1勝に迫った。世界選手権代表選考会でリオ五輪銀メダリストの太田忍(ALSOK)を破り初出場を決め「自分の実力を出せば夢ではない」と臨んだ大舞台で地力を発揮した。1回戦途中で頭部から流血したが、5―2で退けて勢いに乗ると、勝ち進んだ準決勝では2―1と勝負強さを見せた。「プライドを持って戦いたい」と決勝を見据えた。

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2017年8月23日のニュース