泉 男子グレコ71キロ級4強逃す レスリング世界選手権開幕

[ 2017年8月22日 05:30 ]

世界レスリング男子グレコローマン71キロ級4回戦 モルドバ選手(左)に敗れた泉
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 レスリングの世界選手権は21日、パリで開幕、男子グレコローマンスタイルの4階級が行われ、71キロ級でアジア選手権覇者の泉武志(一宮グループ)は準々決勝敗退となった。75キロ級で屋比久翔平(ALSOK)は3回戦でリオ五輪銅メダルの金ヒョンウ(韓国)に敗れた。85キロ級で松本篤史(警視庁)は3回戦でアゼルバイジャン選手に、98キロ級で奈良勇太(日体大)は初戦の2回戦で敗れた。

 日本勢で唯一8強入りした泉は準々決勝で力尽きた。昨年の世界選手権71キロ級銀メダリストに矢継ぎ早にポイントを奪われて11―1でテクニカルフォール負け。後半もがぶってから返されるなど「焦ってミスを重ねた。課題のグラウンドでやられた」と反省した。前回出場の15年は66キロ級で2回戦敗退。今回は71キロ級に階級を上げ、アジア王者の肩書も得た。大量得点を稼げる派手な技はなくとも泥くさく勝ち上がったが、世界の壁はまた一段高かった。

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2017年8月22日のニュース