レスリング最強女子軍団の天敵とその対策は?

[ 2017年8月19日 12:57 ]

世界選手権に出発したレスリング女子代表8選手
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 女性の天敵、それはむくみ。タフな体つきをしたレスリングの女子代表といえど例外ではない。パリで行われる世界選手権(21〜26日)に向け、女子代表は全員が天敵対策を施して羽田空港から出発した。

 代表に脈々と伝わるその方法は着圧ソックス「メディキュット」を着用すること。口コミでいつしか代表内に広まり、今年の代表も当たり前のように全員が準備していた。リオ五輪金で60キロ級代表の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)は「現地に着いて練習を1回してすぐに計量になる場合もある。そんなときに足が動かないとダメだから」と説明した。中にはロングタイプとショートタイプの2枚を重ね履きする強者もいるという。

 69キロ級代表の土性沙羅(東新住建)はここにさらに吉田沙保里流のアレンジを加える。サロンパスを足裏とふくらはぎに貼ってひんやりすっきり。一志ジュニア時代に吉田に勧められ、小学生時代から続けてきた方法だ。これで移動中の備えは万全。昨年のリオ五輪で金メダルを獲得した土性だが、3度の世界選手権ではまだ優勝がない。「まだ獲っていない世界選手権の金メダルを目指したい」を足取りも軽く出発ゲートに向かった。

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