神戸製鋼 白星発進 ベテランWTB大橋由和が攻守で活躍 トップリーグが開幕

[ 2017年8月18日 22:56 ]

後半28分、神戸製鋼・大橋が抜け出しトライを決める
Photo By スポニチ

 ラグビートップリーグが開幕し、神戸製鋼はベテランWTB大橋由和(33)が攻守で活躍して、重苦しい展開を払拭した。見せ場は25―16の後半28分。左サイドでもらうと2人をかわして60メートル独走のトライを決めた。左に大物助っ人アシュリークーパーがあまっていたものの、1人で走りきった。

 「まさか走りきれるとは。アシュリークーパー?見えていないっす。ムードが良くない中でいいところで取れて良かった。個人的にもミスが多かった」

 反省の弁はキック処理でノッコンが多かったから。チーム全体でもハンドリングミスが目立った。気温30度を超え、湿度も70%以上だった条件で考えられるミスがストレートに出た形だった。

 それでも、大橋の存在感は輝いていた。ボールに絡むことは多く、キックのチェイスもぬかりがない。年齢を感じさせない泥臭さに、マッケイヘッドコーチは「ファンタスティックチームマン」と、その姿勢を最大限の言葉で称えた。

 故障者続出のバックス陣を救う活躍でNTTドコモに39―16で勝利。昨季までと同様、困った時に頼りになる男は「(アシュリークーパーに)年も近いし、負けていられない」とイタズラっぽく笑った。

続きを表示

2017年8月18日のニュース