ワトソン断言「松山メジャー勝てる」、パットもショットも称賛

[ 2017年8月18日 05:30 ]

男子ゴルフ ネスレマッチプレーレクサス杯第1日 ( 2017年8月17日    北海道恵庭市 恵庭カントリー倶楽部=6903ヤード、パー72 )

トム・ワトソン
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 松山はメジャーで勝てる――。大会のグローバルアンバサダーで、メジャー通算8勝のトム・ワトソン(67)が全米プロで惜しくも優勝を逃した松山英樹(25)の悲願達成に太鼓判を押した。この日は1回戦16試合が行われ、全米プロ選手権から帰国した小平智(27=Admiral)らが初戦を突破した。

 その言葉には、実績に裏付けられた重みがあった。出場選手を集めた講演会後、報道陣から松山のメジャー優勝の可能性について質問が及ぶとワトソンは「ビッグスコアを出すこともできるし、パットもショットもいい。(近いうちに)優勝すると思います」と力強く言い切った。そして「1つ勝てば2つ目はもっと楽に勝てるし、3つ目も勝てる。1勝目は難しいが、1つ勝てばどんどん勝てるようになる」と続けた。

 1970年代後半から80年代にかけて一時代を築き“新帝王”と呼ばれたワトソン。自身も72年のツアーデビューからメジャー初勝利(75年全英)までは4シーズンを要したが、2勝目は2年後の77年4月のマスターズ。そして同年7月の全英オープンで3勝目を挙げ短期間でメジャータイトルを積み上げた。

 松山とは12年マスターズ、さらには昨年の全英オープンの予選ラウンドでも同組でプレーしており「メジャーで勝つ全てのものがそろっている」と評した。自らの経験を踏まえ「メジャーだからと意識せず毎試合同じ準備をすること。初めてのコースは入念に下見をすること」とアドバイスし、「彼なら間違いなくどのメジャーでも勝てる。そのうち勝てます」とエールを送っていた。

 ◆トム・ワトソン 1949年9月4日、米国ミズーリ州カンザスシティー生まれの67歳。スタンフォード大を経てプロ転向。74年ウエスタンオープンでツアー初優勝。メジャーは全英オープン5勝、マスターズ2勝、全米オープン1勝。09年全英では59歳でプレーオフの末2位となる活躍を見せた。米ツアー通算39勝。

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