原沢&王子谷、初戦から打倒リネール 絶対王者ノーシード濃厚

[ 2017年8月16日 05:30 ]

強化合宿で汗を流す原沢
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 柔道の世界選手権(28日開幕、ブダペスト)男子日本代表が15日、東京都北区の味の素ナショナルトレセンで合宿を公開した。100キロ超級では五輪2連覇、世界選手権同級7連覇中のテディ・リネール(フランス)が、リオ五輪を最後に実戦から遠ざかっておりノーシードとなることが濃厚。原沢久喜(日本中央競馬会)、王子谷剛志(旭化成)の日本勢2人と初戦から当たる可能性があるが、井上康生監督は「想定していた。どのような状況でも戦える準備をさせる」と初戦から臨戦態勢を敷く考えを示した。

 原沢、王子谷ともに「決勝で当たりたい」と声をそろえたが、本番まで2週間を切り、稽古ではリネール対策に重点を置く。7月のフランスでの強化合宿で絶対王者と組んだ感触を参考に、袖を取られた場合などの場面を想定した練習に取り組む。井上監督が掲げる「全階級金メダル」の目標達成へ、日本が誇る2大巨頭が1回戦から「打倒リネール」モードに入る。

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