“松山キラー”J・トーマス初V 幸運バーディーから抜け出す

[ 2017年8月15日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー 全米プロ選手権最終日 ( 2017年8月13日    米ノースカロライナ州シャーロット クウェイルホロー・クラブ=7600ヤード、パー71 )

全米プロ最終日 逆転優勝に笑顔のJ・トーマス(AP)
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 同組のJ・トーマスが松山の夢を阻んだ。10番、カップの縁で止まった球が12秒後に転がり落ちた。本人も「重力のおかげ」と語る幸運なバーディーで波に乗った。13番はチップイン、池越えの17番パー3は4メートルにつけてバーディーを奪い混戦を抜け出した。今季4勝中、今大会を含む3勝が松山に競り勝ったもの。メジャーでも“松山キラー”を演じた。

 父親も祖父もプロのゴルフ一家で育った。トロフィーを手に「家族にとって大切な優勝だし、忘れられない瞬間だ」と感慨深げだ。ソニー・オープン初日に59で回り、全米オープンで18ホールの大会最多アンダーパー記録9アンダーを出すなど今季躍進を続ける。

 メジャー3勝のスピースとは同じ24歳でジュニア時代からしのぎを削ってきた。親友の前でメジャー初優勝を飾り「僕ら若手で、これからどんどん勝っていきたい」と宣言した。

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