比嘉 PO制し4年ぶりV「男は松山、女は比嘉と言われたい」

[ 2017年8月14日 05:30 ]

女子ゴルフツアー NEC軽井沢72最終日 ( 2017年8月13日    長野県軽井沢町 軽井沢72ゴルフ北コース=6655ヤード、パー72 )

優勝トロフィーを手に笑顔の比嘉真美子
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 比嘉真美子(23=フリー)が18番で並ばれたキム・ハヌル(28=韓国)とのプレーオフを1ホール目で制し、通算12アンダーの204で13年のリゾートトラスト・レディース以来のツアー通算3勝目を挙げた。プロデビュー戦となった勝みなみ(19=フリー)は通算6アンダーの17位に終わった。

 18番パー4で行われたキム・ハヌルとのプレーオフ1ホール目。フェアウエーからの第2打をPWで50センチにつけた比嘉は、勝利を確信したように右手を上げた。「本当にうれしい。最後の一打(第2打)は完璧。今日イチのショット」と勝負どころでのスーパーショットを喜んだ。

 13年に19歳で2勝を挙げて以来のツアー通算3勝目に「今までで一番うれしい優勝」と目を潤ませた。14年ごろからドライバーで持ち球と逆の球が出始め、ティーグラウンドに来ると脈拍が上がる症状に悩まされた。「ゴルフをやめたい…」と食事が喉を通らずに1カ月で5キロ痩せたこともあった。そんな比嘉を支えたのが母・彰子さんと姉・久美子さん。マネジャー、時にはキャディーとして支え、応援に来ていた久美子さんは「一番うれしい優勝」と期せずして妹と同じ言葉で喜んだ。

 「もう二度と勝てないかと思う時期もあった」とかみしめた比嘉。長かったトンネルを抜けた大器は「男は松山、女は比嘉と言われたいと思っている」と飛躍を誓った。

 ▼3位大山志保 ノーボギーでナイスプレーでした。最近は優勝争いで大叩きばかりしていましたから。最後はバーディーを取らないと駄目なのは分かっていたんですが、ちょっと弱気でした。(今季2度目のトップ5)

 ▼7位イ・ボミ 2週続けてプロアマで樋口さん(LPGA相談役)と回り、「シンプル・イズ・ベスト」とアドバイスされ、本当に勉強になりました。今週優勝したら、賞金の10%渡しますと言ったんですけど。(ボギーなしの66で復調気配)

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2017年8月14日のニュース