伊達公子 全米OP予選の出場断念 肩に炎症「残念な決断でした」

[ 2017年8月11日 11:07 ]

伊達公子(AP)
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 女子テニスの元世界ランキング4位で46歳の伊達公子(エステティックTBC)が11日、全米オープンテニスの予選出場を断念することを自身のブログで発表した。

 伊達は「US OPEN予選へのトライを断念することにしました」とブログで報告。「韓国で痛めた上腕二頭筋炎は治ったようですが、もともと痛みが出やすいというか…遡ると20代の頃にも痛みに苦しめられた腱板炎。ここ数ヶ月もなかなか炎症が治まらないことに悩まされています」とし、トレーナー、医師などと相談を重ね、「自分自身の感覚でもUS OPEN予選には間に合わないと判断しました」とつづった。

 「膝の手術から復帰を果たし、グランドスラム予選への挑戦は私にとって大きな目標になっていました」とし、さまざまな条件での検討を進め、「US OPENに!と思っていただけに残念な決断でした。少しの痛みならトライしたい気持ちが強かったのですが、これ以上炎症を大きくさせることを避けるためにも断念するしかありませんでした」と悔しさをにじませた。

 「今はまだ強い炎症が続いているので、様子見をしながら肩のリハビリを継続しています」としながらも、9月11日開幕のジャパン女子オープンに主催者推薦で出場することが決まっており、「チャンスをいただけたのでそこへ向け、そろそろ少しずつ練習を再開できるようにと考えています」と意気込み。「US OPEN予選へのチャレンジができない今、有明のコート上で闘う姿としてその想いを感じていただけるプレイが出来るように、大会までの限られた時間の中でひとつひとつ準備をして挑みたいです」と前を向いた。

 伊達は、昨年1月の全豪オープン予選後に左膝半月板の内視鏡手術を受けるなど約1年4カ月のブランクを経て公式戦復帰を果たし、グランドスラムへの出場を目標にしてきた。

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2017年8月11日のニュース