伊調、9月にイラン指導 女子の特別コーチで招待

[ 2017年8月9日 19:46 ]

 昨夏のリオデジャネイロ五輪レスリング女子で五輪4連覇を達成し、現在休養中の伊調馨(ALSOK)が、宗教的戒律のために女性の肌や髪の毛の露出を禁じるイランで全面的な競技解禁を目指す同国協会に特別コーチとして招待を受けていることが9日、関係者の話で分かった。9月に約10日間の予定でレスリングを国技とするイランを訪れ、女子選手を指導するという。

 イランは女性のため、約2年前に道着を着用して実施するレスリングが始まり、現在は約100人の選手が取り組んでいるという。五輪参加を目指しており、2月に同国協会関係者が練習方法や育成環境などを学ぶために来日し、伊調や五輪、世界選手権で16大会連続世界一に輝いた吉田沙保里(至学館大職)らを輩出した強豪の至学館大を視察していた。

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2017年8月9日のニュース