松山 メジャー初制覇へ 公式サイト優勝予想で「大本命」

[ 2017年8月9日 05:30 ]

<全米プロゴルフ選手権>優勝翌日、全米プロのコースに入り練習ラウンドでハーフを回る松山英樹
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 米男子ゴルフのメジャー最終戦、全米プロ選手権は10日から4日間、米ノースカロライナ州のクウェイルホロー・クラブで開催される。前週優勝の松山英樹(25=LEXUS)は7日に試合会場で調整。米ツアー公式サイトの優勝予想では1位に推されメジャー初制覇への期待が高まる。谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)、池田勇太(31=フリー)、小平智(27=Admiral)も出場する。

 ブリヂストン招待で今季3勝目、ツアー通算5勝目を挙げた松山は、圧巻の逆転劇から一夜明けた7日、全米プロ選手権の会場クウェイルホロー・クラブに姿を見せ、約4時間の練習をこなした。

 午後2時半からドライビングレンジで調整した後、9ホールをラウンド。その後は練習グリーンに移動し、エースのピン型と前週から投入したマレット型のパターを使って球を転がし、午後6時半にコースを後にした。

 練習の合間には選手やファンから祝福の言葉を掛けられ、多くのファンからサインを求められた。「何人もの日本人がチャレンジして獲れないものを獲れるように頑張りたい」と意気込んでいたメジャー最終戦に主役候補として乗り込んできたことを印象づけた。

 米ツアー公式サイトが、最近の調子やコースとの相性などから独自に優勝者を予想し格付けする「パワーランキング」では1位にランクイン。「彼の時間だ。ファイアストーン(ブリヂストン招待の会場)でショットのクリニックは終了し、ギアが一段上がった。日本人として最初のメジャーチャンピオンになる準備は整った」とのコメントが掲載された。

 クウェイルホロー・クラブで開催されたウェルズファーゴ選手権で優勝経験のあるマキロイ、ファウラー、全英オープン覇者スピースらを抑えて、メジャーでは初めて本命に推された。

 今年2月のフェニックス・オープンでは、パワーランキング1位で臨み、その期待に応えて連覇を達成した。その再現となれば日本人初のメジャー優勝が現実になる。

 ◆全米プロ選手権 全米プロゴルフ協会主催。1916年の第1回はJ・バーンズ(英国)が優勝。最多優勝はW・ヘーゲンとJ・ニクラウス(いずれも米国)の5回。日本勢は88年中嶋常幸の3位が最高。

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2017年8月9日のニュース