“ポスト・ボルト”争い混沌 デグラッセ&コールマンが中心

[ 2017年8月7日 05:30 ]

陸上・世界選手権第2日 男子100メートル決勝 ( 2017年8月5日    英ロンドン )

男子100メートル決勝、レースを終えスタンドの声援に応え場内を一周するボルト
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 20年東京五輪の本命は誰か。薬物違反が過去にある35歳のガトリンが勝ち、ポスト・ボルトを巡る争いは混沌(こんとん)としそうだ。

 16年リオ五輪100メートル銅、200メートル銀で、大会後に“後継者”と言われたデグラッセ(22=カナダ)は追い風参考とはいえ6月に9秒69をマークしたが今大会は負傷欠場。銀メダルのコールマン(21=米国)は6月に9秒82の世界歴代9位タイの記録をマーク。この2人が中心になりそうだ。

 今大会5位のシンビネ(南アフリカ)のほか、ベルチャー(米国)、バレル(米国)は20代前半で今季9秒台をマークしている。「俺がいなくなった後の100メートルが楽しみだ。誰がこの緊張感を制して、優勝できるのか」とボルト。ジャマイカの英雄が去り、新たな王者の座を懸けた争いは激しくなる。

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2017年8月7日のニュース