女子・近畿選抜が今大会初勝利 「KOBELCO CUP」2日目

[ 2017年8月3日 05:30 ]

東海選抜を下し初勝利を挙げた近畿選抜
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 ラグビーの「KOBELCO CUP 2017」第13回全国高校合同チーム大会、第7回全国高校女子合同チーム大会(特別協賛・神戸製鋼グループ)が2日、長野県上田市の菅平高原サニアパークで2日目を迎えた。女子決勝リーグは近畿選抜が九州選抜に敗れたが、東海選抜にはPR北野和子(神戸甲北3年)のトライで5―0と今大会初勝利を挙げた。関東選抜は中国選抜との全勝対決を制し、3連勝。連覇に王手をかけた。

 やっと初勝利をつかんだ。東海選抜との一戦は前半、攻め込みながら0―0。モールで攻め込んだ後半5分、最後は北野が飛び込み待望のトライを挙げた。必死の防御で守り切り、つかんだ白星。辻本つかさ監督(追手門学院)は「しんどかったです。非常にしんどかった」と言葉に力を込めた。

 1試合目の九州選抜戦は先制しながら後半に逆転を許し、7―17。そこで「キックで攻めたいのでハーフ団を代えた」と辻本監督。東海選抜戦ではSO堀毛咲良(神戸甲北3年)をWTB起用するなど4人を入れ替えた。「キックでうまく運べた」とは主将のNo・8福成真琴(神戸3年)。3日の最終戦は中国選抜が相手。きっちり勝って笑顔で終わりたい。

 ≪女子・東海選抜 初勝利お預け≫今大会初勝利を目指したが、2試合とも後半に失速した。九州選抜との1試合目は前半5分、中央のスクラムから出たボールをつないでWTB田島玲(西陵2年)がトライ。ゴールも決まったが、後半4分に同点トライを許すと同7分に逆転された。2試合目の近畿選抜戦も前半は0―0だったが、後半に力尽きた。トライを決めた田島は「いいパスが来たので走りました。1勝できるように明日頑張ります」と前を向いた。

 ≪女子・中国選抜 全勝対決に屈す≫関東選抜との全勝対決に屈した。前半4分、自陣ゴールライン手前でWTB原わか花(石見智翠館3年)がインターセプトすると独走トライ。ゴールも決まり先制した。しかし、前半9分に追いつかれ、後半5分に逆転トライを許した。磯谷竜也監督(石見智翠館)は「力のある相手フォワードをきっちり止められなかった」と残念そう。3日に2試合を残しており、「最後まで諦めずに戦うだけ」と出直しを誓った。

 ≪MBSライブ配信≫ 毎日放送では昨年の大会に続き、インターネットサイト「HANAZONO LIVE」で3日、メイングラウンドでおこなわれる決勝リーグ計7試合と閉会式のライブ配信を実施する。パソコンやスマホで視聴できる。また、ライブ中継された各試合の前後半戦やトライシーンのオンデマンド動画も随時配信される。詳しくは「MBS ラグビー」で検索。

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2017年8月3日のニュース