優作 貫禄の初戦突破、賞金王争いへ「3回戦まで行かないと」

[ 2017年8月2日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ISPSハンダ・マッチプレー選手権第1日 ( 2017年8月1日    千葉県市原市 浜野ゴルフクラブ=7217ヤード、パー72 )

ISPSハンダマッチプレー選手権1回戦 1番、ティーショットを放つ宮里優作
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 ツアーでは14年ぶりとなるマッチプレー形式の大会の1回戦が行われ、賞金ランク2位の宮里優作(37=フリー)が22歳の松原大輔(フリー)を3アンド2で下すなど24人が2回戦に進出した。午後、2度にわたる雷雨中断の影響で半分の24組がサスペンデッドとなった。2日は1回戦の残りに引き続き2回戦が行われる。

 3回戦から登場する8人のシード枠に入れなかった宮里優が、貫禄の勝利を収めた。今季2勝で賞金ランクは日本選手最上位の2位。対する松原はルーキーで日本プロ選手権の45位が最高の22歳。実績では負けるわけにはいかないが、対戦前は「マッチプレーはランクは関係なく調子に乗った方が勝つ」と警戒して臨んでいた。

 前半はティーショットに苦しみ、3番で先行されるなど一進一退。後半に入ってベテランならではの心理戦を仕掛けた。「第2打を先に打ってピンにつければ、相手にプレッシャーをかけられる」と、1Wショットをフェードの球筋に変えた。飛距離を抑え、フェアウエーに確実に置くマッチプレーならではの作戦。11番で3メートル、12番で1・5メートルにつけてバーディーを奪って連取。16番で3アップとしてケリをつけた。

 全英オープンは予選落ち、帰国後の前戦も56位に終わったが、「遠征の疲れも治まってきた」と調子は上向き。優勝賞金は今季最高に並ぶ5000万円。賞金王争いを見据え「とりあえず3回戦まで行かないと」と気を引き締めていた。

 ▼大会方式 104人が参加して全試合18ホールのマッチプレー方式で争われる。1日に1回戦48試合、2日に2回戦24試合を実施。勝ち抜いた24人にシード8人(昨季年間賞金と今季の日本ツアー選手権までの賞金の合計上位など)を加えて9月6日に3回戦16試合、同7日に4回戦8試合、同8日に準々決勝4試合、同9日に準決勝2試合、5位決定戦、7位決定戦、同10日に決勝、3位決定戦が行われる。

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2017年8月2日のニュース