萩野200M個人メドレーは銀 日本勢金1号お預け「力不足」

[ 2017年7月28日 05:30 ]

競泳・世界選手権第14日 男子200メートル個人メドレー決勝 ( 2017年7月27日    ハンガリー・ブダペスト )

男子200メートル個人メドレー決勝で2位に終わり天を仰ぐ萩野
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 競泳男子200メートル個人メドレー決勝で、リオ五輪400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(22=ブリヂストン)は1分56秒01で銀メダルを獲得した。今大会最初の種目で1つ目のメダルを手にした。前日の男子200メートルバタフライで銅メダルを獲得した瀬戸大也(23=ANA)は1分56秒97の5位で、2つ目のメダル獲得はならなかった。

 初の世界一には届かなかった。萩野は最初のバタフライで先行したが、続く得意の背泳ぎで予選1位のケイリシュ(米国)を突き放せなかった。平泳ぎで抜かれると、最後の自由形で追いかけたが、及ばなかった。1分55秒07の自己ベストを狙ったものの、目標より約1秒遅い1分56秒01。13年バルセロナ大会と昨年のリオ五輪に続く銀メダルだった。

 「いやあ、力不足です。悔しいです」

 エースは諦めなかった。前回大会は自転車で転倒して右肘を骨折して欠場。その際に関節内に発生した余分な骨を除去するため、昨年9月に手術を受けた。痛みはなくなったが、今季は例年より約3カ月始動が遅れ、泳ぎの完成度が上がらなかった。4月の日本選手権では5連覇していた400メートル個人メドレーで瀬戸に負けた。

 これまで「何もしなくても勝手にいい泳ぎができた」自由形の不振は深刻だった。フォームを意識し過ぎると、闘争心が出ない。タイムが悪いと、自信を失う。負の連鎖に陥って、眠れない夜が続き「(精神的に)来てます。正直しんどいです」と弱音を吐くこともあった。

 今大会は400メートルや200メートルの自由形のエントリーを回避せざるを得なかった。「ここが凄く正念場のような気がする。最後は気持ちです」。個人種目は個人メドレー2種目と200メートル背泳ぎに絞った。自らを奮い立たせて6月にスペインで高地合宿に参加。集中したトレーニングでスピードに磨きをかけてきた。

 何とか世界と戦えるレベルまで調子を上げてきた。今大会最初の種目で金メダル獲得はならなかったが、個人種目はあと2つ残っている。「まだ残り種目がありますし、頑張ります」。次こそは頂点を狙う。

 ◆萩野 公介(はぎの・こうすけ)1994年(平6)8月15日、栃木県小山市出身の22歳。栃木・作新学院3年だった12年ロンドン五輪男子400メートル個人メドレー銅メダル。13年日本選手権で史上最多5冠。世界選手権は13年に2種目で銀メダルを獲得したが、15年は右肘骨折で出場を逃した。16年リオデジャネイロ五輪400メートル個人メドレー金、200メートル同銀、800メートルリレー銅。1メートル77、72キロ。

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