水谷、張本のお株奪う「チョレイ！」エキシビジョン対決で勝利

エキビションマッチで、ペアを組む張本（右）と水谷
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　１６年リオデジャネイロ五輪の卓球男子シングルス銅メダリスト・水谷隼（２８）らが所属する木下グループの練習場が神奈川県川崎市内に完成し、２７日に会見が行われた。代表合宿で味の素ナショナルトレセンを使用する以外は国内拠点がなかった水谷は、「素晴らしい練習場を造ってもらって、普段から質の高い練習ができる」と喜んだ。

　待望の施設には、水谷自身のアイデアやこだわりが凝縮されている。東京五輪やワールドツアーを想定し、メーカーの違う卓球台を４台設置。フロアマットも試合仕様の赤を使い、照明も国際大会の基準を満たしている。「日本にはなかなかない施設になった」。数人が同時に使用できる特注の酸素カプセルも導入された。

　会見後のエキシビションでは、木下グループとスポンサー契約を結ぶ張本智和（１４＝エリートアカデミー）と対戦。５月の世界選手権では敗れた水谷だが、この日は張本のお株を奪う「チョレイ！」の声を出して１１―９で勝利。「どんな形であれ、勝てたのはうれしい」と笑みを浮かべていた。