カトパン　思い込もった「一二三」という名前通り一歩一歩進んで

阿部一二三の帯
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　【カトパン突撃！取材後記】１９歳という年齢以上に大人っぽい印象を受けました。鍛えてきた体幹と同じように、心の芯も太い。結果を積み重ねてきた「自信」と、柔道界を背負っていくという「自覚」。それが生まれたのは、家族の支えがあったからだと分かっているからこそ、若い男性には珍しく、ご両親への感謝をはっきりと言葉にするのでしょう。

　東京五輪から始まる４連覇への道。ご両親が思いを込めた「一二三」という名前の通り、一歩一歩進んでいってほしい。そして「三」を超えた先には「四」が待っています。

　４連覇を達成できるのは２０３２年大会で３４歳の頃。年齢的には厳しいと言われますが、トレーニング方法や柔道スタイルで独自の道を進んできた阿部選手なら、今ある常識を超えていってくれるかもしれません。（加藤　綾子）