【玉ノ井親方・視点】白鵬 人の倍稽古して努力を積み重ねた結果

[ 2017年7月21日 09:15 ]

大相撲名古屋場所12日目 ( 2017年7月20日    愛知県体育館 )

玉鷲(右)に張り手する白鵬
Photo By スポニチ

 玉鷲戦は横綱の気迫が前面に出た一番だった。誰でも負けた翌日は大事にいこうとするものだけど、立ち合いから張って、かち上げて、その後もまた張ってと荒々しい相撲内容。御嶽海戦は相手に攻められて敗れたから、この日は徹底的に攻めていこうと決めていたんじゃないかな。

 これで1047勝。まねしろといっても簡単にはできない凄い記録だよね。以前のように前まわしを引いて、一気に走る相撲は取れなくなったけど、年齢を重ねた分、確実に取り口の引き出しが増えている印象だよね。それができるのも、日頃の努力のたまもの。巡業でも土俵に上がる前に四股を踏んで、すり足をして、腕立て伏せをしてと人の倍、体を動かしている。毎日1時間、基礎運動をみっちり。そういう地道な努力を重ねる姿勢を若い力士にも見習ってほしいところだね。

 体の面では、柔軟で疲れにくい体質というのも大きいと思うよ。でも、それより何より他の人に負けたくないという気持ちが誰よりも強いからこそケガをした時でも、もう一度はい上がってこられたんじゃないかな。横綱の場合、記録はあくまでも通過点だろうけど、この数字がどこまで伸びるか楽しみだね。(元大関・栃東)

続きを表示

「渋野日向子」特集記事

「ラグビーワールドカップ2019日本大会」特集記事

2017年7月21日のニュース