バド桃田、決勝は日本人対決 準決勝で西本圧倒も神妙顔つき

[ 2017年7月17日 05:30 ]

男子シングルスで決勝に進んだ桃田
Photo By 共同

 バドミントンのカナダ・オープンは15日に各種目の準決勝が行われ、約1年3カ月ぶりに国際大会に復帰した男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)は西本拳太(トナミ運輸)を2―0で下した。常山幹太(トナミ運輸)は韓国選手を2―1で破り、決勝は桃田との日本勢対決となった。女子はシングルスで川上紗恵奈(北都銀行)が高橋沙也加(日本ユニシス)にストレート勝ちして決勝へ。ダブルスは永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)と篠谷菜留、星千智組(日本ユニシス)が決勝で対戦することになった。

 男子シングルスの日本人対決は桃田に軍配が上がった。同い年で、子供の頃から切磋琢磨(せっさたくま)してきた西本を圧倒し「(今大会で)今日が一番、向かっていけた試合だった。伸び伸びプレーできた」と話した。ラリーで踏ん張り、ネット際の争いを制した。

 桃田が違法賭博問題による試合出場停止処分中だった昨年の全日本総合選手権は西本が優勝した。桃田は「西本選手はこの1年間、日本の男子シングルスを背負って重圧があったと思う。自分は気持ち的に楽だった。その差だけ」と神妙な顔つきだった。

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2017年7月17日のニュース