高安 1敗キープ、相手有利にも冷静「苦労して勝つのもいい」

[ 2017年7月15日 05:30 ]

大相撲名古屋場所6日目 ( 2017年7月14日    愛知県体育館 )

栃ノ心(左)を攻めて寄り切りで破った高安
Photo By スポニチ

 苦しみながらも高安は負けなかった。栃ノ心に両前まわしを許して頭をつけられたが「左(下手)を取っていたので焦らなかった。有利になるまで我慢しようと。自分からバタバタすることはないと思った」と冷静だった。相手の右上手投げを機に胸を合わせ、巻き替えに乗じて寄り切り。「短時間で決まる取組が多かったので、苦労して勝つのもいい」。1分半を超える相撲をプラスに捉えた。

 この日から稀勢の里が休場。場所入り前に言葉は交わさなかったが、兄弟子の代わりに場所を引っ張っていきたいという思いはある。「千秋楽まで自分が大関として頑張って、少しでもお客さんに喜んでもらいたい」。5連勝で1敗を守った高安は、大関の自覚を持って土俵に上がる。

続きを表示

2017年7月15日のニュース