大波乱の名古屋場所 初日に大関全滅は20年ぶり

[ 2017年7月9日 19:22 ]

<大相撲名古屋場所初日>北勝富士(左)に押し倒しで敗れた高安
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 大相撲名古屋場所初日は9日、愛知県体育会館で行われ、横綱の稀勢の里、日馬富士が初日に土。新大関・高安を含む3大関は全滅となり、2横綱3大関が敗れる波乱の幕開けとなった。

 注目された新大関・高安は北勝富士に立ち合いから一方的に押し出され黒星。豪栄道は栃ノ心にすくい投げで、膝の故障を抱える照ノ富士は貴景勝に押し出しで敗れた。

 大関が揃って初日に敗れるのは1997年夏場所以来20年ぶりの出来事。当時も3大関で、若乃花は公傷のため休場、武蔵丸が小城錦に、貴ノ浪が栃東にそれぞれ敗れた。二横綱の一角、曙にも土がつき波乱の初日となった。

 97年夏場所はその曙が同じく横綱の貴乃花との優勝決定戦を制して賜杯を手にしたが、果たして。名古屋場所の行方に注目が集まる。

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