藍「無欲」効果で27位浮上、8差で最終日「楽しみたい」

[ 2017年7月3日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー 全米女子プロ選手権第3日 ( 2017年7月1日    米イリノイ州オリンピアフィールズ オリンピアフィールズCC=6588ヤード、パー71 )

全米女子プロ選手権第3R 宮里藍のティーショット
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 62位から出た宮里藍(32=サントリー)が6バーディー、2ボギーの67と伸ばし、通算2アンダーの211で首位と8打差の27位に上がった。15位から72と伸ばせなかった野村敏京(24=フリー)も27位。ダニエル・カン(24=米国)と崔チェラ(26=韓国)が通算10アンダーでトップに並んだ。

 67をマークした宮里は「無欲で回れたのが良かった。気負いもなく良い流れになった」と満足そうだった。

 パー5の1番は第3打を50センチにつけてバーディー発進。5番で7メートルのスライスラインを読み切ると6番は3メートル、8番は2メートルを沈めた。後半は14、15番でチャンスを逃す惜しい展開で16番では2メートルのパーパットを外したものの18番で2メートルを決めてバーディーで締めた。

 「考えずにシンプルに振れている」と自賛するほどショット好調。フェアウエーを外したのは2ホールだけ。13ホールでパーオンに成功した。パット数も27と及第点だった。前日は午後8時前にプレーを終え同11時に就寝。午前4時に起床し睡眠は5時間ほどだが「好きなように食べて寝てと気持ちを少しリリースできたのが良かった」とオンオフの切り替えがうまくいった。

 62位から27位に順位を上げた。全英リコー女子オープン(8月3日開幕、英国)出場権を確保するためには上位に入らなくてはいけない。一方で今季限りで現役を退く宮里には違う感慨もある。「最終日は最後の全米女子プロ選手権を楽しみたい」と静かに語った。

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2017年7月3日のニュース