しずちゃん驚き「“まさに天才やな”」SOMPO パラリンアートカップ2017開催発表会

[ 2017年6月27日 19:16 ]

 障がい者の自立推進を目的としたアートコンテスト「SOMPO パラリンアートカップ2017」の開催発表会が27日、都内で行われた。昨年の第1回ではサッカーをテーマに約2000点の作品を集めた同コンテスト。第2回目の今回は、サッカー、バスケットボール、あるいは両方に関する全てについてをテーマに作品を募集する。

 発表会には、審査員ゲストとして人気サッカー漫画「キャプテン翼」の作者・高橋陽一氏(56)や、絵本作家としても活動中のお笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと山崎静代(38)、書家の金沢翔子氏(32)、両競技の選手会代表者、日本アンプティーサッカー協会最高顧問のセルジオ越後氏(71)らが登壇。昨年も審査員を務めた高橋氏は「僕が思いつかないような表現もあり楽しかった」と振り返り、今回も多数の作品の応募を待ちわびた。

 しずちゃんは、今回初めて審査員を務める。昨年の作品を鑑賞して「凄い。“そんな発想はできない”というところが(作品の中に)いっぱいある。“まさに天才やな”と思う作品がいっぱい」と驚き、「有名な画家さんの絵ももちろんいいけど、こんな素晴らしい才能があるということをいろんな人に見てほしい」と力を込めた。

 05年頃から仕事をきっかけに絵を描くようになったというしずちゃん。絵のインスピレーションは一人旅の間に得ることもあるという。「一回、(一人旅中に見た)水牛のおしりの穴を書きたくなった」というエピソードを披露。「自然って凄いなあと思って。おしりの穴を自然に出していることが。私もああいう風にしたいなと思って。山の温泉とかに行って、おしりの穴で土地の風を感じて“あのときの水牛はこういう気持ちだったんだ”と思ったりしてます」と告白した。

 作品の応募期間は7月1日から9月22日(必着)。一次審査、最終審査を経て12月に結果発表と表彰式が行われる予定だ。元日本代表MFで日本障がい者サッカー連盟会長の北沢豪氏(48)は「(障がい者の中には)スポーツをやれる人もいればやれない人もいる。でも、やりたいという思いを絵で表現することもスポーツなのかな、と。こういう取り組みは、スポーツの範囲を広げてくれている気がする」と力を込めた。

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2017年6月27日のニュース