高谷 2年ぶり制覇で世界切符、新婚負けられん 冷静に逆転

[ 2017年6月18日 05:30 ]

レスリング日本選抜第2日男子フリー74キロ級決勝で山崎弥十朗(手前)を攻める高谷惣亮
Photo By 共同

 レスリングの世界選手権(8月21日開幕、パリ)代表最終選考会を兼ねた全日本選抜選手権は17日、東京・代々木第2体育館で第2日の9階級を行った。フリー男子74キロ級では五輪2大会連続出場の高谷惣亮(28=ALSOK)が2年ぶり4度目の優勝。4度目の世界選手権出場を決めた。女子53キロ級は向田真優(19=至学館大)が連覇を達成し、全日本選手権に続く優勝で世界選手権出場をほぼ確実にした。

 決勝開始早々、タックルで2点を先制された高谷だが「今回のテーマは(手の動きによる)崩しだったけど、右手が上がったところでうまく入られた」と冷静で、着実にポイントを重ねて逆転勝ち。1月に一般女性と結婚したばかりで「結婚して負けたと言われたらシャクなので」と笑った。現在は英会話習得に挑戦する一方で、来春からは筑波大大学院への進学を目指すという28歳は「常に進化し続けたい」と20年東京で初のメダル獲得へ、強い意欲をにじませた。

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2017年6月18日のニュース