池田 17番圧巻ショット!後半巻き返しイーブン発進「前半は弟、後半は兄貴」

[ 2017年6月16日 08:46 ]

米男子ゴルフツアー 全米オープン第1日   米ウィスコンシン州エリン エリンヒルズ=7741ヤード、パー72 ( 2017年6月15日 )

全米オープン第1日、池田は10番でバーディーを奪う (AP)
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 米男子ゴルフの全米オープンで、池田勇太が驚異的な巻き返しを見せた。前半は6番から4連続ボギーで5オーバー。しかし、後半は別人のようにバーディーを奪った。12番、13番はともにピンからエッジまで4ヤードという狭いエリアに落としての連続バーディー。圧巻は17番だ。

 右のセミラフからの第2打は残り204ヤード。ボールは3分の1程度見えているだけ。追い風が強い上に、フライヤー(ボールとヘッドの間に芝が入り、スピンがかからずに番手以上に飛んでしまうこと)がどれだけかかるかも全く分からない状況だった。

 最初に8Iを持ったが、9Iに落とした。

 「いつもならフライヤーをかけずに打とうとするけど、フライヤーをかけていこうと思った」と開き直りにも似た心境で振り抜くと、ピン手前6メートルへ。奥へこぼす可能性も手前にショートする可能性もあった難しいショットで、読みが完全に当たった。「ショットとしては最高」という自画自賛の一打の後のパットも沈めて1オーバーに戻し、18番もバーディーで締めてイーブンパーで初日を終えた。

 前半が41で後半が31。10打も違う内容に、「前半は弟がプレーして、後半は兄貴が出てきた」と独特の言い回しで胸を張った。日本時間午前8時40分の時点で40位台前半にいる。

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2017年6月16日のニュース