濃霧のため最終日2年連続中止 女子個人は原田&高橋V分ける

[ 2017年6月14日 05:30 ]

スポニチ主催平成29年度関東高校ゴルフ選手権決勝(男子団体、女子個人・団体)最終日 ( 2017年6月13日    長野県軽井沢町 軽井沢72ゴルフ東コース 男子=6879ヤード、パー71、女子=6350ヤード、パー72 )

関東高校ゴルフ選手権女子個人の部で優勝した原田(左)と高橋
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 濃霧のためホールアウトができずに中止。初日の成績により女子個人は原田葵(茨城・日本ウェルネス3年)と高橋しずく(神奈川・厚木北2年)が優勝を分けた。4校が同スコアで並んだ女子団体は大会規定により明秀学園日立(茨城)、男子は開志国際(新潟)がともに初優勝。女子個人はシード選手を含む上位33人、団体8校、男子14校が8月の全国選手権(山口・宇部72CC)に進出した。

 ≪やりたかった…≫女子個人は昨年に続いて最終日が中止となり、原田は2年連続で優勝を分け合った。15番の途中で霧のため中断、そのまま打ち切りとなり「本当に最後までやりたかった。プレーオフだけでも」と残念そう。今後は日本女子アマ、関東ジュニア、そして全国選手権と控えており「もっとパターのレベルを上げていきたい」という。目標は来年のプロテストだ。原田と並んで優勝の高橋は「1日だけでは実力ではないので」と喜びを抑えながらも「全国大会では関東1位として10位以内に」と語った。

 ≪明秀学園日立、4年目での歓喜≫女子団体は4校が3人合計216で並び、4人目のスコアでも決着がつかず、最後は4人合計のマッチングスコアで優勝を手にしたのが明秀学園日立。初日70でチームを引っ張った宮本は「今日の前半が悪かったので。優勝は考えてもいなかったです」と信じられない表情だ。女子ゴルフ部ができて4年目。2年前に就任した石井貢総監督は「昨年のこともあるので、初日に全力を出せと言ったんです」と初の全国出場を喜んだ。

 ≪開志国際初V、平川躍進誓う≫打ち切りでの男子団体初優勝に複雑な表情の開志国際だったが、主将の平川は「高校最後の団体戦、大事にプレーしたい」と昨年10位に終わった全国大会での躍進を誓った。初日74と乱れた若有は宮城・長命ケ丘中で東北大会優勝。「常にコースで練習できる環境が魅力」と開志国際に進学しており「迷惑をかけたので、次は自分の力で」と意気込んだ。

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