女子個人は連覇狙う原田と高橋首位、男子団体は開志国際リード

[ 2017年6月13日 05:30 ]

スポニチ主催平成29年度関東高校ゴルフ選手権決勝(男子団体、女子個人・団体)第1日 ( 2017年6月12日    長野県軽井沢町 軽井沢72ゴルフ東コース 男子=6879ヤード、パー71、女子=6350ヤード、パー72 )

3アンダーで首位タイ発進の原田葵
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 女子個人は昨年優勝の原田葵(茨城・日本ウェルネス3年)と高橋しずく(神奈川・厚木北2年)が3アンダー、69で首位を分けた。上位3人の合計スコアで争う団体は代々木(東京)など4校が216ストロークで並ぶ大接戦。団体のみの男子は開志国際(新潟)が207で4打差のリードを奪った。最終日も18ホールを行い女子個人は上位31人、団体上位8校、男子は上位14校が8月の全国選手権(山口・宇部72CC)に進出する。

 ≪連覇へ視界良好≫》女子個人連覇を狙う原田が6バーディー、3ボギーの69で昨年に続き首位発進した。「アンダーが目標だったので、思ったより良かった。パットが入ってくれました」と語るように、15メートル、10メートルと長いパットを次々とカップイン。「最近はアプローチ、パットの練習を増やしたんです」とうれしそうに話した。昨年は最終日が霧で中止となっての優勝とあって、「今年はきちんと2日間やって、個人、団体で全国大会へ行きます」と目を輝かせた。

 ≪山口不満の2差≫女子個人で今年3月の全国大会優勝の山口すず夏(東京・共立女二2年)は3バーディー、2ボギーの71で、首位と2打差スタートとなった。それでも、「いいところなしです。グリーンに乗ってもバーディーチャンスが少なくて」と不満そう。もっとも全国大会のシードは持っており、団体戦での通過を狙っている。2週前の女子ツアー、ヨネックス・レディースでは9位。今大会を終えると16日初日のニチレイ・レディース(袖ケ浦CC)に出場、20日から日本女子アマ(奈良国際GC)とビッグな大会が続く。

 ≪大沢がけん引≫男子団体首位に立ったのはチーム結成4年目の開志国際(新潟)だ。女子プロの若林舞衣子の出身校、開志学園の姉妹校でもある。68の大沢をトップにメンバー全員がアンダーパーで回り、佐久長聖に4打差を付けた。大沢は「ショットが安定し、パットも入ってくれました」と語ったように選手の笑顔が並ぶ。昨年は初日は3打差2位。逆転を期した最終日は中止という悔しさを味わっており、「最終日も全員アンダー」と初優勝へ燃えている。

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