キャブス・ジェームズが五輪新種目「3×3」全面支援 どうなる米国代表?

[ 2017年6月12日 12:50 ]

3人制バスケットボールについて語ったキャバリアーズのジェームズ
Photo By AP

 NBAファイナルは12日(日本時間13日)にカリフォルニア州オークランドで第5戦が行われるが、決戦前日となった10日、1勝3敗と追い込まれているキャバリアーズのレブロン・ジェームズ(32歳)が2020年東京五輪の正式種目に採用された3人制のバスケットボール、いわゆる「3×3(スリー・バイ・スリー)」について言及。「自分は3人制には向かないと思うけれど、バスケットボール界全体にとってはいいことだ」と新種目を支援する姿勢を示した。

 参加するのは男女8チームずつだが、どのように代表が決まるのかは未定。ジェームズのチームメート、J・R・スミス(31歳)は「カイリーとカイルがうってつけ」と、NBA屈指のドリブラー、カイリー・アービング(25歳)と3点シュートを得意にしているベテランのカイル・コーバー(36歳)の同僚2人を初代となる米国五輪代表に推薦していた。

 3×3は1試合10分制で、時間内に21点を先取すればそこで終了。5人制のフィールドゴールは2点と3点だが、3人制では1点と2点になる。

 すでに2012年からW杯がスタートしており、男子ではセルビアが2度優勝。14年大会は中東のカタールが制覇したが、米国は16年大会の2位が最高成績で14年大会は14位と惨敗している。

 米国では今夏からアレン・アイバーソン(元76ersほか)、チャンシー・ビラップス(元ピストンズほか)、ジャーメイン・オニール(元ペイサーズほか)らのチームが参加する「ビッグ3」という3人制のプロリーグが発足。キャバリアーズとファイナルで対戦しているウォリアーズのフォワード、ドレイモンド・グリーン(27歳)は「NBA選手の参加は現実的ではない。(五輪に参加するのは)プロ選手でなくてもいいと思う」と語ったが、バスケットボール発祥国の米国が東京五輪の新種目となった3×3にどんな代表を送り込んでくるのかが注目されるところだ。

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2017年6月12日のニュース