サントリー 垣永真之介が途中出場 実戦復帰2戦目「ラグビーができるのは幸せです」

[ 2017年6月11日 18:09 ]

 カッキーが帰ってきた!ラグビートップリーグのサントリーは11日、東京・秩父宮ラグビー場で行われた国際親善試合でスーパーラグビー(SR)のワラタスと対戦し、19―21で敗れた。試合は入れ替え自由の特別ルールで行われ、リザーブ入りしたプロップ垣永真之介(25)は、後半22分から試合終了までプレー。昨年7月の網走合宿中に右膝を故障し、今回が実戦復帰2戦目だった垣永は「やっとですね。ラグビーができるのは幸せです」としみじみと語った。

 2014年11月に日本代表デビューし、15年W杯は代表入りを逃したものの、昨年はサンウルブズでも活躍した垣永。飛躍の1年にすべく、トップリーグ開幕前に参加していた合宿で暗転した。チームが無敗でトップリーグと日本選手権の2冠を達成する快進撃を見せる中、つらいリハビリを地道にこなし、「複雑な思いもあった」と正直に話す。右プロップのポジションには今季が2年目の須藤元樹が台頭し、15年W杯日本代表の畠山健介も健在。「(同ポジションの)全員が日本代表なので」と今後の厳しいポジション争いを予想しつつも、復帰を心の底から喜んだ。

 故障前よりもシュッとした顔の垣永は「体重はケガ前よりも落として114〜115キロくらい。体脂肪も4%落としました」とリハビリとともに着手した肉体改造の成果にも手応えを語った。「まだフィットネスが付いてこない。開幕までに万全にしたい」と完全復活は道半ばだが、「試合をしながら体を作っていきたいと思う」と話した。

 前日10日の日本―ルーマニア代表戦では、早大時代の1年後輩、SO小倉順平(NTTコム)が大活躍。同期のフランカー金正奎(同)、1年後輩のフランカー布巻峻介(パナソニック)も今後代表での活躍が期待されており、垣永も「また一緒にやれるように頑張りたい」と代表復帰にも意欲を示した。

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2017年6月11日のニュース