奥原 桃田へ140文字には収まらないエール「一緒に世界目指して」

[ 2017年6月10日 09:04 ]

バドミントン女子の奥原希望
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 16年リオデジャネイロ五輪のバドミントン女子シングルス銅メダリスト・奥原希望(22=日本ユニシス)が10日、インドネシア、オーストラリアへの遠征出発前に羽田空港で取材に応じ、違法賭博問題による出場禁止処分から復帰し、5月の日本ランキングサーキット大会で優勝した桃田賢斗(22=NTT東日本)にエールを送った。

 桃田が同大会の決勝進出を決めた際、奥原は自身のツイッターに「自分のペースでファイト!私も負けてられないなぁ」などと投稿していたが、この日は140文字に収まらない思いを吐露した。

 「いろんな思いであのコートに立って、今までも十分にきつかったと思うし、これからもいろんなことがのしかかってきて、自分で背負って戦うのはきついと思うけど、それが彼の使命だと思う。まだ批判も多いかもしれないけど、応援してくれる人もたくさんいる。たくさんの人のおかげでコートにいるって再確認できたと思う」

 世界ランキングのポイントがない桃田は7月の国際大会に自費でエントリー。日本代表の選考会を兼ねた11月27日開幕の全日本総合選手権にも本戦から出場する。代表復帰へ、少しずつ光が見え始めた。同学年の奥原は、ともに大舞台に立つことを願っている。

 「彼がやることは世界で戦うこと。前と変わらない。周りがどうこう言っても、それに尽きると思う。前みたいに一緒に世界を目指して頑張りたい。彼のペースで、ゆっくりゆっくりでもいいから、元の位置に戻ってきてほしい」

 奥原はインドネシア・オープン、オーストラリア・オープンに出場。「少しずつ調子は上がってきている。世界選手権(8月)前、ラストの2大会なので世界選手権を見据えて勝負していきたい」と話していた。

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2017年6月10日のニュース