錦織に逆転負けのベルダスコ困惑「言葉にするのが難しい」

[ 2017年6月6日 06:12 ]

テニス・全仏オープン第9日 ( 2017年6月5日    パリ・ローランギャロス )

錦織に逆転負けを喫したベルダスコ(AP)
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 第1セットを6―0で奪いながら第4セットは0―6で取られて敗退。乱高下した試合展開にベルダスコ(33=スペイン)は困惑気味だった。

 「なんだか言葉にするのが難しい試合だった。自分も素晴らしいプレーをしていたわけではないが、いいスタートが切れた」

 序盤は錦織がフィジカル面で不安を抱えているのもネット越しに感じていたという。「圭は疲れて見えたし、痛みに苦しんでいるようにも見えた」と語ったが、「実のところ体がどうだったのかは知らない。でもテニス自体はどんどん良くなっていった」と第2、第3セットと進むうちに今度は自分のテニスが迫力を欠き、動きが鈍くなっていた。

 「強風のせいでテンポを失って、ボールが浅くなっていった。試合序盤にできていたことが最後にはできなくなった。錦織のような選手とプレーする時は、ボールが浅くなればあっという間にプレッシャーを受けて支配される」。

 1回戦では第10シードのA・ズベレフを破り、3回戦でもシード選手のクエバス(ウルグアイ)を撃破。勢いに乗っていたはずだったが、全仏では5度目の4回戦敗退に肩を落とした。

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2017年6月6日のニュース