大関・高安が始動「まだ呼ばれても反応できない」と苦笑い

[ 2017年6月6日 05:30 ]

ぶつかり稽古で若い衆に胸を出す高安(右)
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 大相撲の新大関に昇進した高安(27)が5日、名古屋場所(7月9日初日、愛知県体育館)に向け、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で本格的な稽古を開始した。3日にも軽めの運動を行っており、この日はしこ、すり足、てっぽうの基本運動に加え、ウオーターバッグを使った体幹強化のトレーニングなどで汗を流した。

 5月31日の昇進伝達式から5日が過ぎ、稽古場の木札も大関となったが「まだ(大関と)呼ばれても反応できない」と苦笑い。「まずはしっかり体力づくりをする。激しい稽古でも壊れない体をつくりたい」と話した。昇進伝達式で「正々堂々、精進する」と誓った大関は「これまでやってきた自分のスタイルを、もっと強化していく」と抱負を語り、名古屋場所で初優勝を目指していく。

 左上腕部を痛めて夏場所を途中休場した横綱・稀勢の里も稽古を再開。患部にテーピングはしなかったが左手首にサポーターを巻き、珍しくダンベルやゴムチューブを使ったトレーニングを行った。

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2017年6月6日のニュース