丹羽 逆転で3回戦突破、「金の卵」張本が刺激「もっと勝ちたい」

[ 2017年6月3日 03:05 ]

卓球世界選手権個人戦第5日 男子シングルス3回戦   丹羽4―2グロート ( 2017年6月2日    ドイツ・デュッセルドルフ )

 快進撃を続ける「金の卵」の存在が刺激になっていた。男子シングルス3回戦でグロート(デンマーク)に逆転勝ちした丹羽孝希が挙げたのは、2回戦でエース水谷に勝利した張本の名前だった。

 「試合は見ていました。彼は4回戦にも勝つと思う。彼には刺激をもらっている。僕もこれに満足せず、もっと勝っていきたい」

 初対戦の相手に苦しんだ。「調子が悪くて、攻めたボールが入らなかった。このまま負けるのではと思った。余裕なく、いっぱいいっぱいだった」と打ち明けた。世界ランキング42位は、11位の自分より格下。知らず知らずのうちに思い切りの良さを失っていたものの、2ゲームを連取されて目が覚めた。最後の6ゲーム目は11―1で寄せ付けなかった。

 日本女子シングルス48年ぶりのメダルを確定させた平野美宇のいとこ、村松雄斗は3回戦で世界10位の荘智淵(台湾)にストレート負け。「打ち合いは絶対にミスをしないぐらいの技術があった。世界トップ10のレベルは全然違った」と敗戦を冷静に受け止めた。

続きを表示

2017年6月2日のニュース