佳純 世界31位を圧倒!4大会ぶり8強 美宇も準々決勝進出

[ 2017年6月2日 19:00 ]

女子シングルス4回戦を突破して準々決勝進出を決め、笑顔を見せる石川佳純
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 卓球の世界選手権個人戦第5日は2日、ドイツのデュッセルドルフで行われ、女子シングルス4回戦で平野美宇(エリートアカデミー)がマリア・シャオ(スペイン)に、石川佳純(全農)がエリザベータ・サマラ(ルーマニア)にともにストレート勝ちし、同日の準々決勝に進んだ。伊藤美誠(スターツ)と加藤美優(日本ペイントホールディングス)はともに中国選手に敗れた。

 安定した戦いぶりが続く女子の石川は、シングルスで危なげなく8強入りを決めた。世界ランキング31位のサマラに対し、両ハンドで厳しいコースを突いてストレート勝ち。ベスト8は2009年横浜大会以来、4大会ぶりとなった。

 前日1日に混合ダブルスでもメダル獲得を決めている。試合数の多さは気にしておらず「楽しく試合ができている。勝負どころで強気で攻められている」と、充実した大会を過ごしている。

 また、平野はアジア女王の貫禄で4回戦を突破した。相手は世界ランキング100位と格下。いつも通りに長短織り交ぜたサーブで崩し、返球には重心を落とした両ハンドの連打で追い詰めていった。

 ここまでほぼ完璧な戦いぶりで8強入り。初出場した前回2015年大会は3回戦で丁寧に敗れた。「勝ちに来ている。前を超えることが目標じゃない」と勝利を重ね、メダル獲得まであと1勝とした。

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2017年6月2日のニュース