ペンギンズ連勝 第3Pにゲンツェルが2試合連続の勝ち越しゴール!

[ 2017年6月1日 14:55 ]

ゴールを決め喜ぶペンギンズのゲンツェル(中央)
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 NHLの王者を決めるスタンレー杯決勝は31日にペンシルベニア州ピッツバーグで第2戦を行い、連覇を狙う地元のペンギンズ(東地区2位)が初出場のプレデターズ(西地区8位)を4―1(1―1、0―0、3―0)で下して連勝。ホームで順調に白星を2つ並べた。

 試合は第2Pを終えて1―1。第1戦(5―3)同様に接戦となった。しかし第3Pの開始10秒、ペンギンズは新人FWジェイク・ゲンツェル(22歳)がこの日2ゴール目を決めて勝ち越し。3分13秒にはFWギャレット・ウィルソン(26歳)が右サイドからゴール前に送り込んだパックが、プレデターズのFWバーノン・フィドラー(37歳)の左足に当たってゴールに突き刺さった。(記録上、ウィルソンのゴール)。さらにその15秒後、今度は相手のパックを奪ったFWエフゲニー・マルキン(30歳)が左サイドを独走。好守を誇っていたプレデターズのGKペッカ・リネ(34歳)をかわしてネットを揺らし、このわずかな時間帯で勝負を決めた。

 2年連続5度目の優勝を狙うペンギンズは29日の初戦で攻撃陣が不振。第2Pには一度もシュートを放てず、第3P途中まで37分間にわたって「ショット0」が続いた。しかしゲンツェルが3―3で迎えた残り3分17秒にゴールをマーク。スタンレー杯決勝までのプレーオフで8試合連続ノーゴールに終わっていたゲンツェルはこれで2試合連続で決勝ゴールを記録したことになり、一躍MVP候補に名乗りを挙げた。

 強固な守備力で勝ち上がってきたプレデターズは頼みのGKリネが2戦ともに精彩を欠いて連敗。リネのセーブ率は今ポストシーズンで・947だったが、スタンレー杯決勝の2試合では・777にまで低下しており、地元ナッシュビルで迎える第3戦(3日)と第4戦(5日)では大幅な修正が必要になってきた。

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