桐生、連覇も9秒台届かず 流れつくれず迫力欠いた

[ 2017年5月27日 05:30 ]

陸上 関東学生対校選手権第2日 ( 2017年5月26日    日産スタジアム )

男子100メートル決勝、優勝する桐生(中央)
Photo By スポニチ

 桐生祥秀(21=東洋大)が男子100メートルで2年連続3度目の優勝を果たしたが、期待された9秒台にはまたも届かなかった。準決勝は雨にもかかわらず10秒15(追い風1・8メートル)で通過。同決勝は雨がやんだが、10秒24(向かい風0・5メートル)にとどまった。

 中国・上海でのダイヤモンドリーグではフライングで失格になった。決勝はその影響を試されるような展開になった。2度目のスタートで飛び出し、号砲への反応時間0秒170は8人中5番目だった。「普通に出られた」と振り返ったが、流れをつくれず序盤から本来の迫力を欠いた。中盤以降もなかなか抜け出せなかった。「トップスピードが上がっていない」。この日の反省を生かし、今後参戦するチェコ、イタリアの国際大会で再び9秒台にチャレンジする。

続きを表示

2017年5月27日のニュース